円通山 恵眼寺
(通称:じぞうさんの寺)
第5教区 [0058]
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住所
〒926-0852 石川県七尾市小島町リ部159
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TEL
0767-53-4084
基本データ
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創建年
永和元年(1375)
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ご開山
瑞巌韶麟大和尚
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開基
寿福院(前田利常の生母)
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住職名
水巻 良孝
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ご本尊
釈迦牟尼仏
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東堂名・
副住職名など上田 俊成(副住職)
寺院のご紹介
お寺の歴史や通称
古くは海前山宗円寺と称し、畠山満家の開基で大本山總持寺13世瑞巌韶麟が開山といわれています。畠山家で伝えられた最澄作といわれている延命地蔵尊の霊告で、当寺に祀られたという地蔵信仰が有名。この由緒で禅宗で行われない祈祷を行います。天正年中(1573 ~1593)、前田利光(前田家3代藩主利常)の母東丸女(寿福院)の帰依を受け、上杉謙信の来攻で焼失した本寺が再建されました。本堂玄関に掛けられている山号の額は海前山のものを利用しています。
寺宝や文化財
本彫地蔵尊立像があり藤原初期最澄作と伝えられ、当寺には瑞巌韶麟の海禅広録が蔵せられ曹洞宗の資料として保存されています。又前田利常生母寿福院の直筆の手紙や加賀藩と交した恵眼寺文書12点が現存します。平成に入り延命地蔵尊に信仰を寄せる人々が奉納した絵馬34点修復され保管され一堂に集めたミュージアムがあります。
お寺の見どころ
正面玄関の山号額は宗円寺のを利用していて由緒が偲ばれます。又本堂に掛けられている「願王殿、鎮護國」の殿号額は、總持寺管長奕堂筆であります。作家戸部新十郎の「安見隠岐の罪状」の主人公前田家重臣の墓石があり春墓への道にある池にミズバショウが咲き、旗を背に戦場をゆく安見隠岐の晴れ姿にも以て白い花をつけます。
観光情報
延命地蔵尊のご開帳は33年に1回行います。近くにある山の寺寺院群は天正年間(約400年前)前田利家が能登の領主で現小丸山公園に居城を築いた折、奥能登方面からの防御陣地に転用する目的で、真宗寺院を除く各宗派で29ヶ寺を配置したのが始まりです。その後、幾星霜を経て今も残されています。県内外より多くの人が訪れています。
行持
年中行持
涅槃会 | 3月15日 |
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大般若会 | 6月24日 |
魂供会 | 8月1日 |
開山忌 | 10月24日 |
拝観
拝観の可否 | 本堂など伽藍内可能 |
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拝観不可の日 | 法要の日 |
拝観料 | 有料(200円(懇親料)) |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
御朱印 | あり |
バスの駐車 | マイクロ可 |
車でのアクセス | 法華谷より入る |
バス・電車 | JR七尾駅下車徒歩30分 |
その他情報
大本山總持寺直末
能登七尾地蔵尊霊場第三番札所