お寺の歴史や通称

後に前田利家の重臣となる近藤善右衛門長広が、尾張在住の天正10 年（1582）に龍渕寺を創建しました。慶長16 年（1611）には摂津国へ移り金龍寺と称しましたが、火災で伽藍を失い、寺号を龍渕寺に戻して寛永5 年（1628）に金沢の河原町で再興された後、正保元年（1645）に現在地へ伽藍を移転しました。

寺宝や文化財

御本尊木造釈迦牟尼仏座像、木像文殊菩薩座像、木像普賢菩薩座像があります。

観光情報

寺域全体が金沢市の保存樹林です。本堂裏には欅の大木をはじめ、杉、楓、樅などの樹木に青々と苔が広がり、季節の花が色を添えています。山門左には改正法施行にともない公用に指定された竹林が残り、往事の泉野原野の面影を伝えています。前庭の祠には加賀古流生花の始祖である近藤理清翁の座像が祀られています。

年中行持

涅槃会	3月

拝観の可否	境内（外）のみ可能
拝観時間	9:00～17:00
バスの駐車	なし
車でのアクセス	片町スクランブル交差点より5分
バス・電車	北鉄バス沼田町下車5分

玉龍寺